『湿気』は脾臓におよぼす影響が大きいです。脾は消化、吸収を司る気と血を生成し、全身に栄養物質を供給し、水分の代謝を調節する場所です。脾臓は『喜燥悪湿』の特性があります。皆さんご存知のように、秋は食欲旺盛で、なんでもおいしいといわれます。これは、秋は一年中最も乾燥が進む季節だからです。逆に湿気が多すぎると脾の動きが弱ります。水分の調節能力が低下し、余分な水が体内に留まり、
倦怠感、食欲不振、体が重たい等症状が現れます。湿気は『粘着』の特徴があります。
粘着とは、体内から排除しにくいということです。日本において、肩こりだけではなく、
消化器科の病症が多いのは、湿気が高いと関係深いと私は思っています。
肩こりの原因はストレスによる肝気肝血、停滞と湿気による脾気虚弱。水分不化なので、
治療は流通肝血、調節精神、強健脾気、利水除湿の方法で、根本からの治療が鍵であることが臨床治療で証明されました。
肩こり症は、治りにくい症状でありますが、正しい認識のもとで、継続治療すれば、治すことができます。
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